土屋つかさの Unofficial #Ingress Docs Japan

Google/Niantic Labsの位置情報ゲーム「Ingress」のバックストーリーに関連する文書の翻訳記事を中心に書いて行きます(非公式です)。内容を転載する場合は土屋の名前かサイトURLを添付して貰えると嬉しいです。誤訳指摘歓迎。

Ingress : 第18回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門大賞受賞!

本日(2014年11月28日)、第18回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表され、エンターテインメント部門において、我らがIngressが大賞を受賞しました! リンク先で飯田和敏さんによる贈賞理由が記されています。

第18回文化庁メディア芸術祭
http://j-mediaarts.jp/awards/gland_prize?section_id=2&locale=ja

 受賞者はGoogles’s Niantic Labsの創業者ジョン・ハンケ氏。国立新美術館の発表会では、ジョン・ハンケ氏のビデオメッセージ(日本語字幕あり)が公開されました(公式サイトに掲載されたコメントよりも長く喋っています)。

https://www.youtube.com/watch?v=jN1yq1rFWgQ


Acceptance Speech - John Hanke - YouTube

 川島優志さんがG+に投稿したビデオメッセージの字起こしを貼っておきます。ジョン・ハンケ氏、川島さん、Google/Niantic Labsのスタッフの皆さん、そして全てのIngressエージェントの皆さん、受賞おめでとうございます!!!!

https://plus.google.com/u/0/+MasashiKawashima/posts/hbqHV39CUFq

文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門大賞という名誉ある賞をイングレスにいただけたことを感謝いたします。

多くの皆さんと同じく私達も
過去の受賞作品の裏側にある創造力に
畏敬の念と、インスピレーションを受けてきました。

千と千尋の神隠し」や「ゼルダの伝説
ソニーの「AIBO」。
アートやエンターテイメント、テクノロジーの世界を
新しい、革新的な方法で広げてきたものばかりです。

そうした偉大な業績と同列に並べられることを
恐縮するとともに光栄に思っています。

私達ナイアンティック・ラボのミッションは
インタラクティブなエンターテイメントの限界を
家という境界を超えて、
現実の外の世界へと押し広げていくことです。

私達は、信じています。

大きな、そして小さな公共芸術作品や、歴史、文化、
私達の周囲にある創造的な力、
見過ごされ、気付かれない場所を
テクノロジーの力で、輝かせることができると。

隣人や

街や

都市を

新しい視点から見て欲しい。

もしかしたら最も重要なのは、
私達は、テクノロジーが、
あらゆる身分や階層、文化、宗教、民族を超えて
人々を共に歩ませられると信じていることです。

イングレスは世界の200以上の国でプレイされ
毎日、国境を超えた友情や連携が生まれています。

イングレスが生まれてから2年に渡り、
サポートしてくれた家族、友人に感謝したい。
そして最も重要なこと、
世界の何百万人ものプレイヤーたちに感謝したい。

スニーカーを履いて、
外へと踏み出し、
新しい道を共に探索するという挑戦を
受け入れてくれた皆さんへ。

彼らこそイングレスの心であり、魂なのです。

この名誉ある表彰を、ありがとうございます。

Google 副社長・Niantic Labs 創業者 ジョン・ハンケ